
住宅ローンのもう一つの問題
2重ローンのリスクがあります。
大地震があったとき
あるいは
台風で
家が流されてしまった時に
問題になります
専門用語でリコース・ノンリコースというの
があります
ちょっと難しいですね
要はどういうことかというと
リコースの場合
住宅ローンを借り入れてしまうと、
基本的にはどんなことがあっても
返さないといけない
いうやり方です
リコースっていうのは
借りた人の
味方じゃなくて、貸した方から
コースを変えられる
要は住宅で借りたんですけども
これが例えば
大地震でなくなってしまった。全壊して
しまったときも
他の財産から返してください
いうのがリコースローンです。
ノンリコースは
基本的には対象の不動産からの便益で返済する
方法です
いうのがコンセプト
ですから
例えば
債務者が死んだとき
お金返せないですね
そうするとノンリコースの場合は
基本的には不動産を売却して返して
くださいということになる
リコースの場合、
債務者が死んだとき
もちろん不動産でを売って返すというやり方もあります。
生命保険がついている場合が多いです。
リバース60みたいな高齢者向けの
住宅ローンというのは生命保険
ついてない
という場合が多いですけども
若い人向けの住宅ローンは
生命保険金で返すことができる。
高齢者のリバース60には残念ながら
ついていないことになります
ですからどうなるかというと
相続人が代わって
例えば
夫婦
2人で住んでたら
住宅ローンは1人が債務者
リバース60なんですね
その方が亡くなったとき
その配偶者
奥さんが代わって返す必要がある
ということになる
実はこういうときにですね
相続しないと宣言をすることによって
それを避けるということもできますが
その場合は
住宅は取り上げられてしまうということになります
あるいは金融機関の方で
高齢者にリバース60を貸すとき連帯保証人というものになってください
いうふうになる
この場合は
2人で借りている
ということになりますので
夫が死んだときも奥さんがそのまま
お金を返しながらその家に住むという形
一番問題なのは地震で全壊した場合
ノンリコースの場合基本的には住宅は上物の住宅は壊れてしまう
いうときはそこの不動産の売却
まあ土地の値段ですけども
精算してしまう
貸倒リスクは金融機関の方でおいます
一方、リコースの場合は
建て替えたとき
同じ土地の上に新しい家を建てたとき
キャッシュで払える人は少ないですから
また新たにローンを組みます。
もともとの家についてたローン
も残っていますですから
2つの住宅ローンを返さないといけない
いわゆる2重ローン
の問題が出てくるというわけです
を並べてみますと
当然ノンリコースのほうがいい
基本的には日本では難しい
というのはこの地震のリスク
っていうのは日本の場合
極めて高い
ということになりますので
お金を貸す金融機関の方で
リコースしが受けませんという
ところが多いということであります
ですから
選択肢が必ずしもあるというわけでは
ありませんが
こういうリスクがあるというのは十分認識 している必要があります。