
高齢者世帯で住宅ローンを抱えていると
当然返せないという状況は
十分想定されます
そういうときにどういう対応の仕方があるか
ということについてまとめてみました
4つ主にあります。
一番最初は借り換えが考えられます。
リバース60
といった
特別の住宅ローンも用意されています。
これはどういうものかというと
借り換えですので毎月の返済額を減らす
いわゆるリスケが行われるということに
なります。
当面は楽になります。
終了年が遅くなったり
あるいはリバース60の場合
その借入人が亡くなった場合、住宅は
とり上げられてしまう
売却して住宅ローンをその売却益で返すということになります
長所は同じ家にずっと住むことができるので転居が必要ない
長年住み慣れた家ですのでその
メリットは大きい
リスケが行われるので返済額は減ります
から毎月の家計が楽になる。
欠点としてはインフレで
金利が上がってしまうと返済額は多くなります。
これは今後のリスクとして
重要になってくる
重大な点だというふうに思っています。
配偶者が連帯債務者になりますので
多くの場合
世帯主がなくなったとき配偶者の方で返済を続けないといけない
ということになります
は会で最終的にですね
老夫婦がなくなって
住宅を売って
住宅ローン返せばいいんですけど
返せない場合があると想定されます。
その場合は
精算不能の可能性ということですが
その場合は
相続人が返し続けないといけない。
相続放棄という救済がありますが
基本的には相続人が返すことになる。
子供の世代に債務が引き継がれる。
二つ目のやり方は売却+リース
リースバックみたいなんですね
最近よく宣伝しております
これはどういう仕組みかというと、
住宅を1回売却します
でその住宅を、今まで住んでた住宅を
そのまま賃借する。
借り入れるということです。
まあここの部分をリースと呼んで
リースバックと呼んでいます。
長所としては
住宅を売って、そのお金で
住宅ローンを返します
ローンは精算されてなくなる。
今までの住宅にそのまま住みますので
転居は不要
欠点としては
売却の価格、
あるいは賃貸料がそれぞれ個別の契約
で決まるということ
ですので裁量の範囲が
非常に大きい事です
不透明という見方もできる。
ありていに言うと
一般的な価格よりも
安く売らないといけなかったり
あるいは一般的な賃貸の水準より
賃貸料が高くなってしまうと
いうような契約内容でも
契約ですのでお互い
合意したらこれで成立する
いうことになる。
という価格の交渉力が
確保されているかどうかという
のは一つの問題になる。
もう一つ
夫婦二人で住むんですけど
当然今までの家っていうのは2人用
あるいは家族用です。
世帯主が亡くなった後、一人で住むには
大きいため無駄が多い。
もちろん思いで詰まった家ですので
そのまま住みたい
ということになりますけども
2人の年金で払ってた賃貸料を
一人の年金で払わないといけない
当然、負担も大きいですので
そこをどうするか
年老いた人は1人で賃貸を借りるのは
今、大変難しくなってます。
この問題があります。
3つ目は、
思い切って売ってしまう
売った後、安い物件に転居して
新しい生活を始めるということです
住み慣れた家を
売らないといけません。
転居しないといけません
精神的な負担が大きい
しかし経済的には
ローンは精算されます
新天地で再出発
住宅コストもかなり下げることができる
家を選ばなければ。
そういう再出発はできるという
長所がある。
欠点としては
賃料は今後
上がっていく可能性がある。
インフレが起こります
というリスクはあります。
さらに、住み慣れた土地から
違う土地に移る
という転居は必要
あるいは配偶者が亡くなった後
おひとり様に
なってしまう。
経済的にはスッキリします
しかしまぁそういう精神的あるいは
おひとり様リストがあるということ
になります
最後
最後は自己破産
法的な制度として自己破産というと
イメージが悪いですけど
救済制度ということになるんです。
法的な精算プロセスに
なりますので大変透明性が
高い方法だということです。
当然、財産は全部なくなりますが
逆に負債もなくなる
ということになります。
また、公的な年金だけは残る
固有の生活資金ということで保護してるということです。
長所としては
年金と生活保護で再出発できる
年金が水準が低い場合は当然生活保護で保護される。
最終手段ということです。
欠点としてはやはり日本の場合ですね
この破産っていうのはイメージが悪い
のでそういう意味で
自分の人生の最終ステージで、
プライドが傷つけられるという
デメリットがあります。
最近経済情勢が悪いですので
これを選ばれることも少なくない
という状況であります。
それぞれのやり方メリットデメリット
ありますし、それぞれの状況によって
これしかないという状況も
十分ありますので
頭に入れてもいいんじゃないでしょうか