日銀はどうして金融緩和をやめないのか?


今日はですね
政府の方からですね、総務省ですが

東京都のですね物価指数が発表されました
総合でですね

前年と比べて2.5%の上昇
生鮮食品

まあ野菜とかですけども
そういうのを除くとですね

1.9%ということです
日銀がですねインフレターゲット

を2%にしていますので
ほぼ達成したというような水準です

ですから、本来ですと金融緩和を
やめてもいいんですけども
この物価上昇

自体はそんなに長く続かないん
じゃないかというような
予想を日銀はされています

ので引き続き金融緩和を続けていくと
いうことです。
今日はその辺のですね

裏側でどういうことが
議論されているか
というようなことについて私なりに

解説してみたいなと思います。
よろしくお願いします。

発表された東京都の物価指数の
推移です。

今の物価指数は2020年基準
それを100にしまして

設定してます。
まあバスケットと言いまして
想定するような消費

いろいろな品物を入れて
ですねそれがいくらだったかで

計算していくようなことをやります。
そうしていうとですね2020年の1月

からコロナもあってですね。
どんどん下がっていった
ということです。

だいたいボトムはですね。
2021年4月
実はここで携帯電話料金を

引き下げまして、それがここのガクンとした下がりになっている。

心を4月をボトムにしまして

結構、力強い上昇じゃないかなという
ようなカーブを描いております。

総合で2.5ということですけど、
指数関数的にですね上昇して

いると言うことです。

絶対値を見ますと、ボトムが99
で今、現在101.5という

ことですので1年間で2.5しか
上がっていないともいえるわけです。

実は日銀はですね、
2022年度を今年ですけども、

1.9%の物価上昇

生鮮食品が除くというベースでですね
1.9%を想定しています。
4月で

東京ですが、すでに達成している。
本当はもっと上に行くんじゃないかと

このカーブを見るとですね
そんな感じがします。

さらに次の2023年度になりますと、
1%程度、1.1%でしたかね

その程度にちょっと落ち着いてくると予想しております。
このグラフはですね

あまり見たことはないと
思うんですけど、
財務省が毎月ですね発表している。

期待物価上昇率というやつで

ブレイクイーブンインフレ率と
書いてますが、期待物価上昇率です

黒のグラフなんですけども
これでみますと最近の数字で
見ますと4月

0.924%ということです。
1.9より低い水準になってます。

グラフの形状を見るとですね
これも2020年4月をボトムにして

ここ2年ほどは力強く上昇をしている
ということです。
まあといっても、

0パーセントとかマイナスの水準から コロナもあってそこから
このコロナが 回復するに従って

2022年4月で現在で0.924%
ということでございます。
形状見るか絶対値みるかという
感じです

これに赤のグラフなんですけども
これが10年のですね

国債利回りということで
有名になりましたけれども日銀の方で

上限0.25%
その線を私が追加したんですけども

この下に収まっている。
ただ最近の2022年4月を見ますと

結構チャレンジしてきている
ということです。

連続指値オペみたいなことですね
このラインを防衛しよう

これ以上、金利が上がらないように
していると言うことです。

期待物価と実際の10年の利回りを

比べますと
期待物価より10年の利回りの方が

小さいので
マイナス0.7ぐらいの
実質金利ということです。

今後もどんどんですね
物価が上がるような金利水準を

設定しているという
風にも言えます。

アメリカとの比較なんです
けれどもアメリカの方はですね

ピッツバーグ連銀の方で
資料を出しているんですけれども

そのデーターを引っ張ってきまして
グラフにしたのがこれです。

期待物価上昇率、
これもコロナが影響してるんですけど直近の水準で

言いますと約3%
10年米国債の方はそれよりかなり

下回ってたんですが
金融緩和してたので
下回ってたんですが

最近急激に追いついて来まして
ほぼ同水準。
直近ですと昨日のアメリカの

数ですと3%を超えている
マイナス金利 だったのが

物価上昇を
実際の利回りから
引いたりするんですけれど

それでいいますと実質金利がプラス

ですから今後

どういうふうに物価が推移するか
というのはいろいろ議論されています。

諸説紛々としてるんですけども
ほぼ足元ではですね
10年の長期の利回りと

長期の物価上昇に関してはマイナスを
解消したということです。

これをですね
日米比較ということで
まとめてみました

足元のですね状況を見ますと
先ほど説明しましたように
日本の方はですね短期の

政策金利はマイナス0.1ということです。
期待物価は短期は公表されてないんですが

だいたい長期も短期も
あんまり変わらないいう
傾向もありますので

実質金利
金利から

期待物価を引いたものですが

マイナス1.0%
ということになります

アメリカの方は今現在
5月4日にあげましたので

短期なんですけども
期待物価1年ですけれども

3%の水準

実質金利を引き算しますとマイナス2%
ということです

ですから短期に関していえば日本の
ほうがむしろ高利回り

両方マイナスなので高金利というのもおかしいですけれども

物価を引いた実質では
日本のほうが金利が高いとも言える

いうことでございます。
え長期の方は逆でして
日本はまあ0.25%

の上限ということですけれども
期待物価は先ほど言いましたように0.9%

差を取りますとマイナス0.65%

アメリカの方は
さっきのグラフで示しましたように

3%ということですので
実質金利は0パーセントですので

こっちの方は日本の方が
金利水準は低い

長期では低いということです。
この辺がですね

昨今の
円安ということの背景にあるのか

長期の方がむしろ効いてるのかなと
言うことです。

中央銀行のですね将来予想ということなんですけれども

短期の方中心に見ますと
マイナス0.1はなかなか

変えづらいだろうな
というふうに思います。
企業の借入とか

住宅ローンとかあらゆる
金利がですね

0パーセントを想定して
世の中回ってますので

これを変えると大変ということです。
なかなか変えづらいだろうと思います。

物価がどんどん上がっていくとですね
それでも変えざるを得なくなる
という状況もあるんですが。

その辺はですね
中央銀行としては想定してない。

ということでございます。

期待物価は、来年ですね2023
年1.1%程度ということです。

実質金利はマイナス1.2パーセントと

いうことになります。
アメリカの方は今後どんどん
金利を

上げていきまして3%ぐらいまでは
あげるというようなチャートが出ております

期待物価の方は、想定では3%

諸説紛々としているんですけど
人によっては5%ぐらい行くよ

というような人もございます
まあ仮に

想定通りになりますと
短期の方も実質金利はゼロということですので日本の方が

かなり金利水準低いということに
なりますので

今後もですね
円安が続いていくんじゃないかと

いうような見方をしている
ということでございます

まあこの辺が昨今ニュースとかで
円安になったとかという様なところを

議論する時の
バックということになります。

この辺を理解してるとニュースが

わかりやすいんじゃないかないう
ことで説明させていただきました。

どうもありがとうございました。


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