日本経済はすでにオワコンではないだろうか?
コロナによる人口あたり死亡者の数は、
G7やOECDの中では、桁違いに少ないのであるが、
その後のWithコロナの経済状況は、
最も回復が遅れている。
ウクライナ・ロシア間の戦争
グリーン投資の拡大により
エネルギー価格や小麦等の穀物価格が高騰している。
一方、米国などの経済成長セクターでは、
エッセンシャルワーカー不足に対応するため
賃金上昇を伴うインフレが激しくなっている。
米国の2022年第一4半期は、
輸入増の影響でマイナス成長となったが、
内需を中心とした力強い成長力を維持していると
評価されている。
一方、日本では、エネルギーや穀物価格の
高騰の小売価格への転嫁が進まず。
また、賃金上昇も、一部大企業にとどまっている。
その中で、米国は金利引き上げ、
量的金融引き締めを開始し、
ドル高を誘引しながらインフレを抑える
政策を強力に実施している。
日本は長期金利の引き上げすらできないでいる。
日銀の債務やバランスシートへの影響や、
価格転化すらできない経済を一層、
弱らせてしまう恐れが強いからである。
結果、円安が進み、資本流失も進みそうである。